弊社では、自社で企画、開発する物件だけでなく、
優良な売主様から供給いただく物件も取り扱っております。
その売主様である株式会社テル・コーポレーションの浅井輝彦社長をお招きして、両社の出会いや今後のビジョンについてなどお話を伺いました。
株式会社テル・コーポレーションとニッテイライフの15年に及ぶリレーションシップ。そこには、心からの信頼が。
佐藤会長(以下、佐藤)
今日はお時間をいただきありがとうございます。テル・コーポレーションさんというか浅井社長とは、もう15年以上のお付き合いになりますが、最近はお互い忙しくて、ゆっくりお会いしてお話する機会がありませんでしたね。
今日は対談ということなので、ざっくばらんにいろいろとお話させていただければと思っています。
浅井社長(以下、浅井)
そうですね、そう言えば最近、2人でゆっくりお話しする時間というのはなかったですね。
出会いはもう15年以上前になりますが、最初にニッテイライフさんからお電話いただいたことは、今でも忘れられませんよ。
佐藤
忘れられないとは?
浅井
ニッテイライフさんはその当時から販売力がある会社として有名で、まさかそちらから営業の電話がかかってくるとは思っておらず、噂に聞く名門会社からの電話がかかってきた、と社内は大騒ぎだったんです。すぐに当時の社長と仕入担当部長にお会いさせていただき、パートナーとして選ばせていただきました。
佐藤
そうだったんですか?そんな噂が広がっているとは知りませんでしたが、浅井社長は当時から有名でしたよ。
浅井
社歴も長く、実績もあり、評判もいい。言うことないじゃないですか(笑)。
直接お話しさせていただいて信用できると確信したので、即決でした。以前の販売会社では苦戦していた物件が、ニッテイライフさんに販売をお願いしたとたん即完売になったんですから、噂は本当だったんだと実感しましたね。
佐藤
「ビバリーホームズ越中島」ですよね。あれは物件が良かったからですよ。現場の社員からもお客様からも評判がよく、あっという間に完売したのを私もよく覚えています。ビバリーホームズシリーズはコンセプトが一貫していて、外観や内装はシンプルながら、清潔感があって万人に受け入れられるデザインなので、どの物件も人気が高いんですよ。
浅井
ありがとうございます。「ビバリーホームズ越中島」は、ワンルームマンションをスタートさせた際の記念すべき物件。ニッテイライフさんとのお付き合いも、そこからスタートしているので、何か運命のようなものを感じています。
佐藤
都内の優良な物件を絶やさず提供してくださるテル・コーポレーションさんも、当社にとっては貴重な存在です。電話対応ひとつにしても、社員一人ひとりの質が高く、仕事に対する前向きに取り組む姿勢は、いつも見習いたいと思っているんですよ。そんな御社からそう言われて光栄です。
今後はグローバル化を視野に入れ、日本人のお客様はもちろん、海外投資家の方にも価値ある物件を提供していきたい。
佐藤
ビバリーホームズシリーズは先ほども申し上げたように、デザインにも定評があり今ではすっかり定着していますが、今度、初台の甲州街道沿いに、当社も協力させていただいて看板広告を出すので、ますます認知度が上がると期待しているのですが。
浅井
そうですね。かなり目立つ場所に出しますし、初めての看板広告によってビバリーホームズシリーズのブランドイメージを強化させ、お客様からの信頼度を高められればいいと思っています。新規の物件等の広告も掲載できるので、効果はもちろん期待していますよ。
認知度と言えば、ニッテイライフさんも由比ヶ浜での「海の家」の運営が、功を奏しているそうじゃないですか。
佐藤
昨年はスポンサーだったんですが、業務提携を結んでいる会社から今年は運営をやってみないかと誘いを受けたんです。お客様に対して当社を知っていただく良い機会だと思って始めてみました。会社の信頼性や話題作り、販売マンションブランドの向上にもつながりますし、また、当社の採用活動時の広報にも効果があると期待しています。
そうだ、採用と言えば、御社のサイト拝見しましたよ。社員の方のインタビューに浅井社長のことが書いてありましたね。社名の「テル」は浅井輝彦の「輝(テル)」から取ったとかなんとか、興味深いエピソードが載っていて、さすがテル・コーポレーションさん、うまく広報されていると感心しました。
浅井
社員インタビューまで読んでくださったんですか?ありがとうございます。社名が浅井輝彦の「輝(テル)」からきているって、なぜか社内で都市伝説のようになっているみたいで、社員同士が面白おかしく話をしているみたいですね(笑)。サイトは、これからの時代を乗り切っていくためには、いろいろなチャレンジをしていく必要があると思っていて、最近リニューアルしたんです。
また、今後の当社の新たな活動として、グローバル化に伴い、海外の投資家もターゲットに入れた物件の建設を進めています。今後は、新宿・赤坂・六本木といった人気の場所だけではなく、東京から離れた近郊のメジャーな地域、例えば鎌倉、軽井沢、那須あたりの物件も必要とされると思い、計画を練っているところです。
佐藤
海外投資家向けの物件は、やはり地域設定は重要ですよね。参考までに、海外投資家向けの物件で必要となる条件は、その他にどのようなものがあるんですか?
浅井
今考えられる海外投資家というのはアジア圏が中心のため、風水を配慮しています。アジアの方は風水を非常に気にされるんです。ガソリンスタンド、高速道路脇などは風水上良くないと言われているため、建設予定地はもちろん、建物内部の配置も十分考えていかなければならないと思っています。
佐藤
風水ですか。日本人の間でもブームになったりして、気にする方も多いように思いますが、アジア圏の方は徹底しているイメージがありますから、当社も販売時の知識として勉強しておく必要がありますね。
お客様や時代のニーズをいち早く掴み取り、常に先を読んだ新しい試みで満足度を上げるためにも、より強固なパートナーシップを
佐藤
先ほど、これからの時代を乗り切るためには、とおっしゃっていましたが海外投資家向け物件の建設以外にも、何か将来的なビジョンや戦略をお持ちですか?
浅井
資産形成も今後、当社の大きな軸になっていくと思います。将来的に日本の人口の減少が予想されますが、東京近郊は地方よりも人口の減少は少ないと考えられます。そこで、東京近郊の地域にマンションを作り、より安定した老後の資産形成を築いていただけるようにしたいと思っています。人口の減少に伴い予想される収入の低下のなか、家賃による安定した収入などで、よりよい老後を迎えられるような支援ができればと思っています。
佐藤
当社も今後、お客様のニーズや時代のニーズをさらに反映し、価格や設備を備えた物件を用意することを目指しています。購入者が低価格帯の安定物件か、高価格で高付加価値のある高級物件かを選択できるような物件の仕入・開発が必要だと思っています。
また、女性向けやサービス付き高齢者向け住宅などコンセプトのある個性的な物件や、ターゲットを絞ったデザインなど、話題性のある物件の開発もこれからの時代には必要となってくるのではないでしょうか。
浅井
その時代に合わせた設備を考えるのは、とても大切だと思います。現在であれば、特に建物の強度面と防犯面といった安全性に気配りをしつつ、常に販売会社からの意見を謙虚に受け止める姿勢が必要だと思っています。
時代に必要とされているノウハウは、お客様と直接やり取りをされている販売会社から受け取るのが一番良いと思っているので、ニッテイライフさんからこういった率直なご意見を伺えることは、当社にとって大きな財産であると考えています。
佐藤
そのためにも、これからも良好な関係を続けていくのはもちろんですが、当社の営業社員とテル・コーポレーションさんの仕入・開発スタッフとの意見交換など、現場レベルでの交流を増やして会社同士での交流を深めていきたいと思っています。
浅井
常に私どもが供給先であり、ニッテイライフさんが販売先であり、心を許せる親友であるとともに、お互いに情報を発信しつつ意見をぶつけることができるような良い関係でありたいと思っています。良い機会ですから、当社に望むことがあればこの場でおっしゃってみてください。
佐藤
そうですね、当社グループは間もなく50周年を迎えますので、記念物件などをご提案いただけたら嬉しいです。
浅井
50周年ですか、素晴らしいですね。では超高層マンションなどはいかがでしょうか?いつか作ってみたいなと思っているので、記念すべき第一号として、ニッテイライフさん仕様で考えてみます。
佐藤
良いですね、ぜひ実現したいです。では、浅井社長から当社に希望することがあれば、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。
浅井
完成後の販売のスピードが、今以上にもっと上がることですかね(笑)。後は、完成前に販売ができるような工夫をしていただけると、嬉しいですね。
佐藤
なかなか難しい課題ですが、浅井社長のお願いとなれば聞かないわけにはいきません。宿題として預からせていただき、近いうちに何かしらのご提案をしたいと思います。
浅井
ありがとうございます。こちらも先ほどいただいたご意見を参考に、お客様に喜んでいただけるような、さまざまな展開をしていきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
佐藤
こちらこそよろしくお願いします。本日はお忙しいところお時間をいただき、どうもありがとうございました。
浅井
いえいえ、久しぶりに佐藤さんにお会いできましたし、有意義で楽しい時間でしたよ。こちらこそありがとうございました。
―対談は和やかに、時に熱くこれからの業界のことを語り合い、予定の時間を大幅に超えて行われました。お忙しいところこの企画にご協力いただいた株式会社テル・コーポレーションの浅井輝彦社長には改めてお礼申し上げます。
■株式会社テル・コーポレーションについて
東京都渋谷区に本社を構える不動産開発会社。デザイン性の高さで好評の「ビバリーホームズ」シリーズをはじめ、首都圏を中心に多様な物件を展開している。
[ 会社データ ]
名称 :株式会社テル・コーポレーション 代表:浅井輝彦 Webサイト:https://teru-co.co.jp/